方法としては、次の３通りがあります。今からでしたら、どの方法でも可能です。

１．　２月の生理を遅らせる

２．　３月の生理を早める

３．　３月の生理を遅らせる

１の場合、２月の一番早く来る場合の生理予定日の３日前からホルモン剤を飲みま す。

２の場合、３月の生理の５日目よりホルモン剤を飲みます。

３の場合は、旅行中も薬を飲み続けることになるので、海外旅行の場合あまりお勧 めしません。

これに合わせて薬を出しますのでご来院ください。

１の方法の方が、生理の回数が少ない分、得だと思います。

生理痛がひどい場合、主な原因として若年性月経困難症と子宮内膜症がありま す。子宮内膜症は、一般に２５歳を過ぎてからの方が多く、徐々に悪化します。 どちらの病気もお産すると改善しますが、治療法が違いますので来院された場 合、どちらの病気かを判断してから治療することになります。sexの経験あれば 内診して診断する方が正確ですが、必ずしも内診しなくても血液検査で代用する ことも可能ですのでどちらか希望してください。

年齢がわかりませんので、若年性月経困難症の治療について書きます。まず、鎮痛剤をうまく使うことです。市販の薬で効かないなら、病院にはもっとた くさんの種類の鎮痛剤がありますので、体に合うものをご用意します。鎮痛剤で うまくいかない場合は漢方薬や治療としてピルを使うこともあります。 薬の飲み方など説明しますので一度ご来院ください。

生理が長引いていると考えるより、今月１日から不正出血が続いていると考えた方 がよさそうです。

ストレスから排卵周期が狂うこともありますが、この場合でも自然には止血しにくい ですし、流産や子宮外妊娠やクラミジアなどの病気が原因のことも否定できません ので産婦人科受診をお勧めします。

生理が遅れてから飲む薬は１００％安全とは言えませんが、それまでに内服の薬 は赤ちゃんに影響しないと考えてください。ましてや生理痛で飲む薬は、排卵が起 こって受精し赤ちゃんになるもっと前に飲むわけですから、赤ちゃんに影響するはずがありません。出産すると生理痛は楽になりますから、早く妊娠できるといいですね。

ロキソニンは、鎮痛剤としては強い薬ではありません。１日３～４錠までは内服可能な薬です。１ヶ月のうち１日飲むだけですから何年続けても心配ないと思います。

月経前症候群（ＰＭＳ）や月経前緊張症といいます。排卵後に増加する黄体ホルモンの影響による症状です。症状からは精神安定剤がよいと思いますが、これから妊娠を望む場合は避けたい薬になります。妊娠を希望されないなら低用量ピルを服用するとかなり症状が改善します。その他の方法として、 症状や妊娠希望の有無によって、抗うつ剤、漢方薬、利尿剤を使います。(2005.5)

ＰＭＳについての説明や家庭でできる対処法については、下記のページをご参照ください。

http://www.pmscare.ne.jp/index.htm